lovely-mother’s blog

うちのお母さんはかなり病院嫌い。嫌いというより自分で治せると思う派。そんなお母さんが乳がんステージ3bと申告されてから5年と6ヶ月経ちました。その間食事療法や岩盤浴通い、睡眠改善など徹底して行っていたお母さんの事を書いていきたいと思います。お母さん目線、私目線、姉目線などいろいろな視点からそれぞれの想いなども一緒に書いていきたいと思います。

生きるか死ぬかと言われた日

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病院では、先生の話しをただ聞くだけで終わった、

生きるか死ぬって言われた言葉だけが頭の中に残って
何もいうことができない、

涙が出るでもなく淡々と話を聞いた自分にびっくりした。


家までの帰り道が、いつもの時間よりすごく長く感じて、

ありえないほどに、色んなことを考えてた
起こり得ないこと。つまり、起こり得てほしくないこと。


そんな最悪のシチュエーションが頭を駆け巡り

、ただアクセルを踏んで帰り慣れた道を進んだ。

自分に今、何が起きているのか。


病院で先生の話を聞いている時の自分は淡々としてたのに。。。
帰り道は考えすぎて、心が弱くなっていることに気づいた。

 

2月のまだ冷たい空気が、私にはとても冷たくて、

心だけでなく体のエネルギーまでも奪っていった

 

 

家に着いた私は、

もう強がりのいつもの私ではなかった。
結果を伝えたら、みんなが悲しむことは分かってた。
でも自分の中だけで解決できる問題じゃないこと、

誰かに言わないと自分が悲しみに押しつぶされてしまいそうだったこと

 

 

そして一番近くにいる、

私の大切なお母さんに打ち明けた
乳がんのステージ3bで、すぐに手術が必要だって言われたことを。

もうすぐ80歳になるお母さんが泣いていた
『ごめんね。ごめんなさい。』ってそんなことを泣いているお母さんに思ってた。

大切な私のお姉ちゃんにも、この話しをした。


でもどんな風に打ち明けて、お姉ちゃんがどんな反応をしたのか覚えてない。

この頃の私には、すべてが大切な一瞬一瞬で、

すべてを記憶したいと強く思っていた。
しかし、心のどこかで病気に対する不安が勝り、

大切な記憶をその不安は消してしまったのだった。

 

楽しい記憶を、悔いのない人生を