lovely-mother’s blog

うちのお母さんはかなり病院嫌い。嫌いというより自分で治せると思う派。そんなお母さんが乳がんステージ3bと申告されてから5年と6ヶ月経ちました。その間食事療法や岩盤浴通い、睡眠改善など徹底して行っていたお母さんの事を書いていきたいと思います。お母さん目線、私目線、姉目線などいろいろな視点からそれぞれの想いなども一緒に書いていきたいと思います。

手術前検査の日

2012年3月2日
仕事を休んで朝から病院に行った。
今まで体調が悪くても仕事を休むことがなかったから、この時ばかりは本当に嫌だった。
そして、あの先生に会うのも。


手術をする前にいろんな検査をする事になり、朝からいろんな機械を使った検査を受けた。
人間ドックの時に受けたマンモグラフィもあった。

淡々と検査を受け、次はなんの検査をされているのか分からず、大きな機械の中に入れられた。
毎日寝たか、寝てないか分からないような日々だったからか、機械の中で寝てしまった(^^)

気づいたら夢と現実の狭間で、なぜか笑って目が覚めた(笑)
『なんで笑える夢なんか見たんだろう?』
リラックスしてるとは思えないのに…


それから、血液検査。
注射をさされた所が痛い。


一人で行く病院なのに、悲しい気持ちも、なんにも感じなかった。
凄い不思議な感覚で、ボーっとしているうちに、先生の部屋に呼ばれた。

生きるか死ぬかって言われてるのに、「次は5日後にMRIの検査をします。」だって。
検査する間隔がこんなに空いても大丈夫なら、生きるか死ぬかなんて言わなく良かったじゃん。
そう心の中で叫んだ。


その夜は、最後のバイトの日。
居酒屋でバイトしていたが、体の事を考えたら辞めるしかない。
本当は、『楽しいから50歳まで働かせてください!』って始めたのに、今日で最後。

辞める時は病気の事は言わなかった。
でも、そしたらなんて言って辞める話しを切り出したのだろうか?
はぁ〜嘘ついて辞めてるから覚えてない。
嘘はだめだね。


そもそもなぜバイトしたかと言うと…
学生の時から一度もバイトをしたことがなく、美容師になり、本業だけをしてきた。
娘達の話しを聞いているうちに、楽しそうだし、死ぬ前に一度経験したいと思って始めた。

そもそも若くもないのに、後悔はしたくないと無理をしすぎたのかもしれない。